微量あるいは貴重なDNAから全ゲノム増幅を行う方法である.マイクロダイセクションなどで得られた微量な試料から抽出されたDNAテンプレートを,本手法を用いて増幅し,さまざまな遺伝子解析に用いることができる.PCR法を基本にしているか否かで,2つに大別できる.PCR法を使わない方法がMDA(multiple displacement amplification)法とよばれる方法で,phi29 DNA ポリメラーゼを利用したランダムプライミングによりゲノム全体を増幅する.PCR法を利用した方法にはDOP(degenerate oligonucleotide-primed)法などがある.(実験医学2013年1月号より)

がんのheterogeneityーその解明と攻略への次なる一手

微小環境,がん幹細胞,ゲノム変異の統合的理解からがんの“不均一性”に挑む

藤田恭之,佐谷秀行/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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